やらないことを決める |
2015-09-28 Mon 14:49
段ボールの収集では、パッカー車という巻込み式の塵芥車を利用しています。
購入を検討するたびに、 富士車両のパッカー車がいいのに作るのやめちゃったんだよね・・・ と社員が漏らしています。 今私は、12月まで、月に何回かのペースで ある勉強会に参加させてもらっています。 そこで、最近よく耳にする 「やらないことを決める!」というキーワード。 やらないことを決めることで、やることが明確化になるということです。 富士重工業株式会社 吉永社長のご講演の記事に、 戦略の成功は“選択と集中による差別化”とありました。 「安全」へのこだわりと運転の「愉しさ」で 差別化(選択と集中)するという戦略を掲げ、 次の3つの領域の集中をしたそうです。 一つ目は領域の集中。 自動車事業と航空宇宙事業に集中し、 他の事業(ゴミ収集車事業、風力発電事業)は他社へ譲渡。 二つ目は生産車種の集中。 軽自動車の開発・生産を止め、他社からのOEM供給へ切り替え。 三つ目は要素技術の集中。 安全NO.1の車づくり(アイサイト・衝突回避)、 乗り心地の良い車づくり(4WD・水平対向エンジン)に的を絞る。 この“選択と集中による差別化”により、 北米市場でブランド力が圧倒的に強く、好調な業績をあげているとのことでした。 これを読んで、 なぜ、パッカー車を作ることを止めてしまったのか、 そして、やらないこと決めることの大切さも やっと理解できました ![]() やらないことの決断は、経営者としては難しい判断になりますが 熟慮のもとで導きだすその潔さを、 私も持てるようになりたいです。 スポンサーサイト
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